看護師の高度情報化とは

看護師には勉強好きが多いと思います。

それはあのハードな仕事をこなしながら、夜間の大学に通ったり、通信制の大学に入学する方が多いことからもわかります。

なぜ看護師が勉強好きなのかを考えると、一つ思い浮かぶ言葉があります。それは神奈川看護大学の石川優子さんの著書、「学問としての看護」(医学書院)でいわれる看護師の高度情報化という言葉です。

人をケアする仕事の本質的な厳しさとつらさを見事に描き出した素晴らしい一冊と思います。

それだけに一つ一つの文章に自分の姿を投影しながら読んでいましたが、自分自身をふりかえるきっかけにもなったのです。

看護師の高度情報化とは患者さんとかかわる中での無力感から自分を守るために、無意識的か意識的かにかかわらず、気持ちを操作させることにもつながると思います。

自分の看護が患者さんにとってはどういうものなのか、どう受け止められているのかを知るためにはもっと、看護について勉強するしかないのだと無理矢理にも自分を納得させるというケースも多いと思います。

これは、無理やりとはいっても、無意識的に行われる気持ちの操作であり、一見、前向きな学習活動のように見えても、学習活動のすべてがこうだと言っているわけではなく、純粋に知的好奇心を満足させたいという欲求から学習するということもあると思います。

例えば、あるがん患者さんのターミナル期が悲惨なものだったというケースでは、その原因がいかに複雑であったとしても、看護師は「大学院でがん専門看護を学べばいい看護ができる」といった短絡的な思考になりやすいものです。

しかし、臨床の一場面での無力感ややるせなさを感じてしまうと、こうした自分たちの傾向を否定する気にはなれません。

看護の領域は予想される医師サイドからの批判に対して答えを準備する仮想問答をイヤでもしなければならないことも多いですし、その結果、理論武装してガチガチみたいになることもおおいのです。

学ぶことで看護の現場のさまざまなカベから目を背けるようなことは避けたいものです。

ですから、趣味的な学習でも構わないと思いますし、自分の専門分野を深める学習に取り組むのも私はどちらも素晴らしいことだと思っています。

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転職は慎重に

「転職は慎重に」

これが私が人材紹介会社でキャリアコンサルタントをしていたころからご相談者にまず最初にお話しする言葉です。

「転職は慎重に」の意味は転職を考えるならばしっかりと準備をしましょうという意味です。

看護師さんが転職を考えるならばまずは自分という人間をしっかり知る必要があります。

人間は自分のことは自分が一番よく知っていると思いがちですが、「なんとなく」自分のことは知っているつもりになっているだけで、他人に分かりやすく自分をアピールできる人というのは少ないものです。

ですからまずは自分をじっくりと見つめることから始めましょう。

これは何も蒸すかしく考える必要はありません。

ノートを用意して自分のこれまでの節目となる出来事やその時に考えたこと、困難に出会ったときに自分が何を考えてどう対処したのか?

これを思い思いに書き記していきましょう。

これは誰に見せるものでもなく自分で自分を見つめるためのものですから、思ったことを素直にそのまま書き記すことが大切です。

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